醸造所名 | SPATEN(シュパーテン) |
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場所 | バイエルン州 ミュンヘン |
ビールの本場ミュンヘンで600年の歴史を持つ醸造所。品質の良いビールを造る為に冷蔵施設を開発し、ビールの基礎技術となったラガービールを発明。シュパーテン醸造所の近現代における黎明期は、1807年、バイエルン王宮の醸造家ガブリエル・ゼード・マイルが、ミュンヘンで52軒ある醸造所の中で最も小さな醸造所を取得したときに端を発します。彼はその醸造所の最初期に当時最先端技術を誇っていたイギリスから盛んに技術を「輸入」したことでも知られています。 その後、1867年にはミュンヘンで最大の醸造所にまで成長しました。
醸造所名 | Franziskaner(フランツィスカーナー) |
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場所 | バイエルン州 ミュンヘン |
大麦の他に小麦を50%以上使った、上面発酵型(エール型)ビールの代表銘柄として世界的に有名なフランツィスカーナー。元々フランシスコ修道会の修道院醸造所にて醸造されていたフランツィスカーナーは1922年にラガービアの老舗シュパーテン社と合併。その味わいは、はるか昔バビロニア時代に遡る南ドイツの伝統的小麦ビールの味を今も変わらず引継いでいます。
醸造所名 | De Halve Maan(ドゥ ハルヴ マーン) |
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場所 | 西フランドル州 ブルージュ |
ハルヴ マーンとはフラマン語で半月(ハーフ ムーン)という意味です。醸造所の歴史は古く、1564年には街の台帳に名前が残されています。こちらで醸造される「ブルッグス ゾット」は街の逸話にちなんで名付けられています。かつてブルージュの街に皇帝が訪れた際、人々は浮かれ騒ぎ派手なパレードを行い、精神病院を建てるための資金援助を依頼しました。すると皇帝は「私は馬鹿にしか会っていない。ブルージュの街こそ大きな精神病院だ!」と述べ、以来ブルージュの人々は「ブルッグス・ゾット」(ブルージュの馬鹿)と呼ばれるようになりました。
醸造所名 | Cropton(クロプトン) |
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場所 | 北ヨークシャー |
イギリスは、大量生産ビールとは一味違った「地ビール」を醸造する「マイクロブルワリー」流行の先駆けとなった国です。マイクロブルワリーとは創造的な精神をもってビールを少量生産する醸造所を指し、イギリスのマイクロブルワリーでは伝統的な原料使用、濾過や熱処理を行わずに時間をかけて発酵が行われる樽からの直接サーブ(出荷)といった伝統的な製法にこだわった「リアル・エール」が作られています。
醸造所名 | Jezek(ヨジャック) |
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場所 | ボヘミア ブルノ郊外イフラバ |
醸造所のシンボルマークとして、かわいいハリネズミの 絵が描かれているチェコのイフラヴァ地区にある伝統的なチェコ共和国のブルワリー。工業的な大量生産はせずに、チェコらしいビール造りを信念においている。イフラヴァ地区のビールは高品質だったので国内市場で売られるのみならず、海外市場へも輸出されていました。実際、このビールは王室貴族にも提供されました。現在Jezek醸造所では以前より、風味豊かで、褐色の強いビールが造られ、ヴィソチナ州で作られた伝統的なフロアモルトが醸造過程に採用されています。
醸造所名 | Pike Brewing Company(パイクブルーイングカンパニー) |
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場所 | ワシントン州 シアトル |
パイク醸造所はアメリカで最も秀逸な家族経営ブルワリーの一つです。パイクブルワリーでこんなにも美味なビールが造られるようになったのは、創業者チャールズ・フィンケルが自分の醸造所を持つまでにたどった美食遍歴のおかげかもしれません。パイク醸造所のビールはアメリカ国内で高く評価されているのみならず、1996年にはペール、XXXXXスタウト、IPAの3種類が世界ビールチャンピオンシップで見事に金賞を受賞しました。